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姓名判断・命名改名相性 滝口敬祥運命学研究会門下五福會

改名の効果はいつ出てくるか

投稿日:2018年6月14日 更新日:

由希子
滝口敬祥 昭和34年発表「信仰精神の必要性」より。

私には、吉名を授かりながら宗教〇〇会の誘いに心惹かれ同会に入信、その後、姓名学を非難し、吉名を放棄して旧名に復帰した信者の方についての悩みがある。

それは、前本珂代子(仮名)さんである。
前本さんは、自己の姓名そのままが悪名であることを身をもって体験し、活代子と改名したのは5年前でした。

どういうものか一向に運命は好転しないのみか、病気は次々と続発し、さらに熊崎先生から珂代子という吉名を授かったにもかかわらず信念に徹することができず、長期の闘病生活を続けるうち、大学病院に入院し、退院後、宗教〇〇会に入信したのです。

その入院中のことであるが、前本さんと同室であった女性の語るところによると、

病室

彼女は初婚は生別で破れ、30歳の現在も独身である。入院中には、妻子ある男性と関係し、院内の風紀を乱して退院。

甚しきに至っては、自分の姉の主人と道ならぬ交渉を続け、無軌道な行為を敢行して反省することなく、しかも自己が生きるためには、やむを得ない行為であると自ら認めていたが、これが闘病生活に重大な悪影響を及ぼしたことは当然である。

彼女は肺結核であり、この病気は一にも二にも安静と節制(適度に慎むこと)であらねばならない。しかるに、この安静、節制をなさずしては断じて病患の全快はありえないのに、その自己の悪行を正当化しようと、非常に苦しみぬいたのである。

このような悪行為を反省する意志なく、ただ単に姓名の剖象式において、天人地三才およびその数理を、みな吉 完全にしたのに運命が好転しないのはなぜだろうか。という疑問に彼女は突き当たった。

自己の無軌道ぶりに悟り得ず、真理を解する力なく、ただ、より以上のものが他にあるのではないかと迷った結果、ついにその他のものを宗教〇〇会に求めんと、よろめくにいたったものと思われる。

改名の効果はいつ出てくるか

それはともあれ、私に質問する人たちの中で、改名の効果を理解しやすく説明してほしいという人が多数いる。これについて私は次のように説明している。

いま、君は40歳で改名した。

40年来、旧姓名による暗示誘導に苦しめられての改名である。

いま吉名に生まれ返ったのだが、普通に使用して、だいたい4、5年経てば、旧姓名の持つ凶暗示は軽減するのがまず常則としてあるが、しかし君は「40年来の苦悩の体験は、40年間も経過しなければ更新は不可能でないか」と言う。

その考え方は、現在の人情としては絶対に受け入れられない。

それならば、これを短期間に更新できるものは何だろうか。

それは信念である。信念の強弱いかんによって解決されるのである。

鉄石のごとき信念は、よく凶運から完全に更生させ、幸運好転に感謝している人の実例は、枚挙にいとまないほど多数ある。

この強烈な信念を永久に継続するためには、神我一体、自己の名を神なりと信仰的信念を持つこと。吉名に生まれ返ったという強い信念を、直接ひとつの信仰に移して練磨する。

このような熱意によって、改名の効果を短期間に発現させることは可能である。

-滝口先生の運命審学書

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