生前、「自分の占いは全国の中でも3本の指に入る」と自負されていた滝口先生。
以下、滝口敬祥著「運命審学書」より。登場する氏名はすべて仮名です。
姓名判断による凶運の事前予言
昭和28年3月のある日。
とある理髪店に散髪に行った。そのご主人の姓名を免許証で見ると、
地格10、外格10の短命運。
人地の配置「基礎運」は絶対不安定。災禍、凶運相次ぎ急変転落、脳溢血「心臓麻痺」の暗示のあることをご主人告げると、
「私は手相で90歳以上の長生きの相だと言われ、現在28歳まで医者にかかったことも薬一服飲んだことはない。この私が急死って?ばかばかしい。」
と一向に取り合わずにいたところ、昭和28年3月7日に感冒(風邪)から突然心臓麻痺を起こし28歳の若さで永眠されたのです。
事前予言その2
温泉○○荘取締役の某女性に鑑定依頼された。
成功運(天格20 人格13)成功絶対圧止、急変難、心臓麻痺、変死の暗示があることを説明すると、
高峯さん(仮名)は、「私は60歳を過ぎて身寄りの一人もなく急死なら願ってもない。」との返事。
「急変死というものは心臓麻痺や脳溢血のみとかぎらず、たとえば、外に出て車にはねられるとか、そのほか思いがけぬ事故などに巻き込まれるおそれがある。」
と説明すると、高峯さんはさらに言葉を返して、「私は取締役で事務所に座っていれば良いので、外に出ないようにするからご心配なく。」と突き放されて万事休す。
ところが、高峯さんがある日、私用で通りを通行中にスクーターではね飛ばされ、あっけなく急死してしまいました。
事前予言その3
この話を聞いた同じ旅館の木村久代さん(仮名)に鑑定依頼された。
上数理により、成功運(天格人格)一面功成り順調。一面家庭運なく半吉半凶の数理。凶の時は特に甚だしい。
基礎運、人格、地格の関係は基礎堅く財名あるも数理の凶は免れず、不平不満多く病災あり。
主運(人格10)副運(外格9)後運(総格19)の3つの短命非業破滅の数理により家庭的不幸、特に夫と生死別など指摘すると、
「その通りだ」と言う。
「あなたは胃腸関係は悪いね」と聞くと、
「その通りです。手でひだのあたりを示して、こんな小さい時から悪いので慣れっこになりました。」と言う。
「しかし、短命運数が3個もあるから、胃腸関係の病といっても、胃ガンのごとき病気になる可能性があるから、改名して転禍してはいかがですか。」とすすめたが、
「今さら改名もないものだ、胃ガンになった時はその時はその時のことやハハハ…」と快活に笑いとばして取り合わなかったが、それから間もなく木村さんは、国立病院において胃ガンの手術を受けたが、一週間後に不帰の人となってしまったのです。
「信じない者は不幸なり」の言葉を今さらながら嚙みしめるばかりでした。
事前予言その4
温泉○○荘の取締役であった小桜氏は、大阪の某宗教で「恵史」に改名されたあと、私に
「この名前は大阪の偉い宗教の主に改名していただいたものですが、いかがでしょうか?」との相談を受けた。
改名前の数(仮名)
改名後の数(仮名)
上により私は、「どんな偉い先生の改名かは知りませんが肺病になりたかったらこの名前を使用することですね。」と言うと、
小桜氏は大変偉い有名な先生の撰名だと言ってなかなか取り合いません。
成功運(天格24人格33)は同僚相たすけて支障なしも、基礎運(人格33地格17)は一見平穏にしてしからず家庭部下との間に争いあり精神過労呼吸器病等おこしやすい。
しかし、この結果が6ヶ月ほどで解明されたのです。
小桜氏は事務所内で喀血。病院に入院3年の静養を必要とするとの医者の診断で私に再改名の依頼あり。
上は滝口先生による改名(仮名)
この名前に信念上徹すること。その信念が強ければ強いほど快方に向かうのも速やかである旨説明したのですが、小桜氏は1年ほどで全快退院して現在も○○荘で元気に働いております。