某有名作曲家の著書、統計数理姓名学書の一説に「名前の頭文字に3画と13画の文字を使用すると後家相である」というのがあります。
たとえば、
久子、万里子、千容子、三千代、小百合、夕子、久代、千代
などの名前や、
義子、園子、裕子、靖子、敬子、稔子、郁子、鈴子、詩子、阿津子、絹子
などのような
それぞれ3画や13画の頭文字を使用した名前は、例外なく後家運で全部凶であるということになるのですが、
私が長期にわたって実際的に研究した結果では3画、13画そのものに後家運の凶運があるのでなく、3、13数理といっても単純に一字一字の文字の画数(数理)ではなく、たとえば人格(主運)外格(副運)地格(前運)総格(後運)などの主要部分にあった場合、いろいろの問題の多いことが分かったのです。
3、13数理は吉数である
重要な部分に3、13数理を有し、さらに天、人、地、三才の配合(姓と名の釣合)と先天運宿命星(生年月日時)との関係によっては凶となることもありえるが、絶対的に後家運で凶というわけではありません。むしろ数理的には3、13数理は大吉数であります。
したがって「名前の頭文字の3画と13画は後家運である」という説はまったく何の根拠もない愚説であり、深遠な学理を有するわけでなく、ただ統計上このような数の持ち主が後家に多かったということです。
ただし「良きに過ぎて凶となる」という場合がある
智的数の3、13数理を使用した名前の人で、先天運宿命星(生年月日時)に智的運を誘導する星があった場合、「過ぎたるは及ばざるがごとし」のことわざにもあるように、「良きに過ぎて凶となる」という時があります。
このような場合、姓名の暗示をいまだ充分に発動していない小学生のような場合で、著しく神経質になったり、感受性が敏感すぎて医者泣かせの病症を誘導してしまうことがあります。
成人女性の場合は、先に先にと想いを馳せて結局結婚など上手くいかず終わることも多く、また、人妻であっても絶えず夫の事をあれこれと考えすぎて、不和に連なる結果となる。
男性の場合でも、くよくよしたり、こせこせして落ち着きなく物事極端に走り、熱しやすくて冷めやすい性情を有し、調子よくいっている時は良いのですが一度逆境になれば耐える力、精神力に欠けそのままずるずると転落してしまうというのは実に多いのであります。
このような人は一度 病気にでもなると大変で、次から次から病気を誘発して家内中の病気を自分一人で背負うようなことになりかねません。
しかし、反対に先天運(生年月日時)との関係を上手に調和させた名前の3、13数理の使用は、学芸才能に富み仕事上にも素晴らしい才能を発揮している人たちも多く、霊能者の中でも物事適確に予言して有名になった人も少なくありません。
3、13数理は使用する方法により凶ともなり得る
このように3、13数理はもちろん凶ではなく、むしろ吉数でありますが、その使用する方法により凶ともなり得るということです。
たとえば毒薬でもその病症と使用方法により良薬となり、良薬でも使用する量や処方が間違ったり過量に使用することにより、かえって害を及ぼすというのと同じ理屈であると思います。
したがって、命名改名するうえで3や13の智的数理の使用は、よほど慎重に行わなければならないということになります。